晴耕雨読

サラリーマン勤めをしていると、将来は晴耕雨読の生活を営みたいと思う。今日も出勤時に、駅前でのんびりと歩いている定年後のオジサンを見てそう思った。

会社の同年代または定年まじかの人と話すと、もっと前向き・積極的で仕事での活躍を願っているのを聞くと、人さまざまだなと改めて思う。

 

世捨て人というわけではないが、会社のなかでの競争社会には辟易している。じつは、僕自身はそこそこの出世度合いなので、それなのにそんなことばかり言うのと?言われるものだが、会社組織というのは巧くできていて 同ランクの中でまた競争を強いるような仕組みになっている。

入社時代は、同期同士。しばらくたったら、係長クラスの同期同士。そして、課長クラス、部長クラス、となっていく。どこまで行っても、だいたい同期前後の奴らとの勝負となる。当然、ものすごく数は絞られていくのだが、入社時代にこいつとはいつまでも戦うことになるだろうな、と目星をつけていた奴らは、やはり部長クラスでもライバルだったりする。

そんなわけで、うまくできた仕組みなのだ。

途中で諦めればよいのだが、収入も仕事の醍醐味も、会社組織というものはステップアップするごとに高くなるようになっていて、たとえば平社員時代に部課長クラスの競い合いなど そこまでしなくても十分じゃないかと思うわけだが、自分が手に届く範囲に居るとそうは思わなくなるようだ。