【読書感想】勉強ができる子の育て方 (途中経過)

「勉強ができる子の育て方」という本を本棚から引っ張り出してきて読んでいる。買った当時に読んだ記憶はあいまいなのだが、それほど役に立ったという記憶がなく、さらっと読んで終わった、という感じだった。

 

今回も、おそらく同じような感想になりそう。(現在、158/252)

 

作者(江藤真規)が二人の娘を東大へ現役合格させるまでの経験と知識を披露するというもので、あまり脳を使わずにノンビリお話を聞くという姿勢で読むと、こういう環境や育て方もあるよね、と思ったり、同じ環境に居れば同じようなことをするかもね、と共感を感じたりする程度のお話。

軽くエッセイを読む感じで読むと面白いかもしれない。

ただ、教育論を学ぼうとして読むならば、なかなか難しい面も多いと思う。おそらくこの手の本を購入して読む方なら、経済的余裕もあるのでそれほど違和感を感じないかもしれないが、、現在の多くの一般家庭では実行が難しいと思う。

 

・母親が子育てのみに全力で取り組むこと

  →今は共働きが多いと思う。価値観として働いている場合もあるだろうし、経済的な理由の場合もあると思う。

・1馬力で、多数の習い物を受講すること

  →旦那さんがそれなりの経済力がないと難しい

・海外生活を送ること

  →これは作者も不可抗力のようだが、そのような幸運は多くの人には巡り合わない。

 

上記のように、必ずしも簡単でない環境を作らなければならないけど、そうでなくても、作者の様に子育てに対して非常に勉強熱心であることがポイントの様に思う。

この書籍に書かれている経験やメソッドよりも、作者の様に子育てに情熱をかけて、そして勉強熱心で、活動的になることが重要だと思った。